大学から呼び出しの理由はどんなものがある?怒られるケースが多い
「呼び出し」と聞くと怖いですよね。怒られそうな気がするのもわかります。
残念ながら呼び出しがあるのは、基本的に「悪い知らせ」です。
大学が呼び出しを行う理由と、呼び出しにいたった実例などを紹介していきます。
大学からの呼び出し理由
「呼び出し」はメールや電話では伝えられないことがあるために行われます。主に以下の3つの理由で呼び出しに至ります。
- 電話・メールだと伝えにくい内容である
- メール添付できないような重要な書面がある
- 電話・メールで済まないおおごとであると学生にわからせる
具体的な呼び出し理由は以下の通りです。
- 学部代表の依頼
- 留年に対する注意喚起
- カンニングなどによる厳重注意
- 飲酒運転などによる停学処分
学部代表の依頼
まれにある良い「呼び出し」のケースです。成績優秀者や社会貢献活動をしている場合、学部代表者として選ばれることがあります。例えば、以下のような依頼があります。
- オープンキャンパスで在学生スピーチ
- 卒業式での卒業生代表挨拶
電話で依頼しても、内容や先生からの推薦の気持ちが伝わりにくいので、「授業後に事務室に来てください」などと呼ぶことがあります。
留年に対する注意喚起
成績不振で留年の心配がある学生を呼び出すケースです。主に事務職員とともに今後の学習計画を相談することになります。
たんに修得単位数が少ないだけで呼び出しにいたることは少ないですが、長年にわたって修得単位が少なかったり、メールへの反応が悪かったりすると、呼び出して面談に至ります。
参考記事:大学を留年したらどうなる?恥ずかしいと思う必要はない
カンニングなどによる厳重注意
学内で悪いことをして注意喚起の呼び出しもあります。カンニングや学内の迷惑行為などが見つかると事務や学生生活担当の先生から指導があります。
電話・メールだと学生の反省の度合いがわからないため、呼び出して直接指導を行います。心当たりがある場合は、常識のある服装で出向くようにしましょう。
情状酌量で反省の色が見えれば軽い処分としたのに、学生が髪ボサボサ・短パン・サンダルで来たことに怒りがこみあげてしまった先生もいました。
飲酒運転などによる停学処分
停学処分を受けると登校禁止になりますが、処分を伝えるのに「呼び出し」があります。
カンニングで停学になるケースは少ないですが、厳重注意で直らない場合や犯罪があると停学になることもあります。
大学などの教育機関と警察は犯罪防止のために連携をとっているので、飲酒運転などで捕まった場合も大学に情報がいくと思っていたほうがいいでしょう。
停学となると、基本的には通知書等の書面で停学が言い渡されます。停学になったときの具体的な処分・期間等については以下の記事で紹介しています。
呼び出しに関するよくある質問
無視するとどうなる?
呼び出しを無視すると電話がかかってきて、さらに重い処分になることを覚悟しなければなりません。
呼び出し時点では「事情聴取」を予定していたが、呼び出しを無視されるようだと、内々で処分が決まってしまうこともあります。
予定があっても、無視はしないようにしましょう。予定がある場合も、授業時間後など行ける時間を伝えましょう。
親が呼び出されることはある?
親が呼び出されることは基本的にありません。18歳から成人とみなされるので、停学処分を含めて保護者が呼び出しを受けることはないと思っていていいでしょう(高校までは、停学時などに親が呼び出されますね)。
障害を抱えている学生などに対しては、親と一緒に三者面談が行われることもあります。
一方で、電話やメール連絡で親へ連絡することはあります。主な連絡理由としては、
- 成績を送付(毎学期の成績を送付している大学・学部がある)
- 成績不振(留年可能性)の注意喚起
- 授業料の滞納や、備品を壊した際の賠償請求などお金にかかわること
成績不振などに関しては親から連絡が来ることもあるため、なるべく早い段階で指導の意味も兼ねて通知表を送付しているケースがあります。
まとめ:呼び出しは怖いが応じるしかない
大学での「呼び出し」について紹介してきました。
- 呼び出しは悪い知らせの可能性が高い
- 呼び出しを無視してもいいことはない、覚悟を決めて出向こう
- 心当たりがあるなら、回答シミュレーションをしておこう
呼び出された以上、大学側は基本的になんでも知っていると思ったほうがいいでしょう。
呼び出しに対しては正直に答えるのが基本ですが、余計なことまで話す必要はありません。自分から謝るべきことと、聞かれたら話すことなどを予め整理しておくといいですね。
本サイトでは、大学生活・教務などの疑問を解決する情報を発信していますので、他の記事も読んでもらえると嬉しいです。