大学の学生証・願書の証明写真|服装はワイシャツがおすすめ
大学の学生証に使われる写真の服装に悩んでいませんか?
大学に入学すると身分証明書として使える「学生証」が交付されますが、受験時の願書の写真が使われる大学もあります。
学生証の写真は入学から4年間使うことになるので、納得のいく写真を使いたいですよね。
高校までと異なり制服がないため、大学の学生証で使う証明写真は、私服の写真を使えます。スーツで撮る必要もありません。
本記事では、大学の学生証と証明写真のポイントについて、現役大学職員が解説していきます。
証明写真撮影は、スマホで撮って200円でコンビニ印刷可能な「コンビニ証明写真のピクチャン」が便利なので、併せて紹介します。
学生証写真の服装・髪型のポイント
大学の学生証は4年間使うので、納得のいく証明写真を使いたいですよね。
学生証の写真は私服でOK!高校の制服はやめよう
大学では制服がありませんので、自由な服装の証明写真を使うことができます。大学職員の筆者の印象では、学生証の証明写真の服装は以下の割合です。
- スーツ・・・20%
- 清潔感のある襟付きシャツ・ジャケット・・・40%
- パーカー、Tシャツなどのカジュアルな私服・・・35%
- 高校生のときの制服・・・5%(やめたほうがいい)
服装は自由ですが、4年間使うことも考えると、カラフルなTシャツなどのカジュアルな服装はオススメできません。
22歳までアルバイト先・就職先に提出することもあるため、常識的な服装の写真を使うのがオススメです。
リクルートスーツなどでも問題ありませんが、清潔感のあるシンプルな私服のほうが、大学生らしく若々しい印象を与えることができます。
受験の際に撮った、高校の制服での写真を学生証に使う人もいますが、やめたほうがいいです。入学してから写真を変更できない大学も多いです。
スーツ以外ならワイシャツで撮るのがオススメ
筆者がおすすめするのは男女ともにワイシャツ(ブラウス)での写真です。
ワイシャツをおすすめする理由は以下の3点からです。
- 清潔感がある
- 常識人だという印象になる
- 就職活動中に出しても恥ずかしくない
カジュアルな私服だと、個性はアピールできますが、万人受けはしません。また、当時自分が好きだったファッションでも、年齢を重ねてから「ダサい」と後悔することもあるでしょう。
白のワイシャツであれば、「仕事を任せる」という安心感にも繋がりますし、後から見て後悔することもないでしょう。ワイシャツで写真を撮る際は以下の点に注意しましょう。
- 第一ボタンは留めても、開けてもOK。だらしない印象がないように
- ジャケットを着るのもあり
- 男子のネクタイは不要
- 色付き、柄のワイシャツでも問題ないが、白がベター
実際に、学生証の写真を「ワイシャツのみ」に限定している大学もあります。
髪型は表情がわかれば問題ない
学生証の写真は顔がしっかりわかれば、「髪型」も自由です。
- 眉と目が見えて表情がわかれば問題ない。眼鏡もそのままでいい
- 女子は髪を結ぶ必要はなく、下ろしてもいい
- 帽子・ヘアバンドは避ける
履歴書の写真ではないので、過度に気を使う必要はありません。
ただし、アルバイトの採用を躊躇されるような、「派手な髪色」「顔が隠れるような髪型」「過度な装飾品」は避けたほうがいいでしょう。
清潔感がある髪型になっているかは、確認するようにしましょう。
メイク・装飾品は常識の範囲で
化粧をして、かわいく盛れた証明写真を使いたい学生もいるでしょう。
しかし、就職活動やアルバイトで提出する可能性があることを考えると、常識的なメイクが好ましいです。
- 厚化粧は避けて、ナチュラルメイク
- ピアス・イヤリング・カラコンはしない
学生証の写真の交換は、「再発行」など特段の事情がない限りできないため、注意しましょう。
入学願書の写真が学生証に使われることはある?
少数ですが、入学願書の写真がそのまま学生証の証明写真になる大学もあります。
大学受験の写真を証明写真に流用する場合、出願要項に「学生証として使用しますので制服は避けてください。」という記載があります。
多くの場合、学生証の写真は「入学手続き書類」として提出した写真が使われます。入学手続き書類は、合否発表の後、入学を決めた時に提出するものです。
※近年では入学手続きをWEBで行う大学が増えています。
合格者だけがログインできるホームページが用意されていて、特設ページに氏名・住所などの情報とともに学生証用の写真をアップすることができます。
WEB上の提出で良ければ、スマホで撮った写真を使えるから便利ですね!
願書に高校の制服での証明写真を利用する方は、学生証用のワイシャツでの写真も別に撮っておくと安心です。
ちなみに、願書の証明写真も服装・髪型は自由です。
面接がある場合は制服での写真を用いている人が多いですが、私服の高校や浪人生もいるため、写真の服装が合否に関わることはありません。
学生証の写真を変えたい場合は再発行できる?
学生証に使う写真に失敗して、「再発行したい」と考えている人もいるでしょう。
しかし、「学生証の写真を変えたい」「写真を変えたいから学生証を再発行」は基本的にできません。
すべての学生に対応していたら、大学側もキリがないからですね。
一方で、紛失や破損の場合は再発行が可能です(数百円の発行手数料・カード代金がかかることが多いです)。
紛失してしまったのであれば、再発行時に「最新の写真に変えたい」と申し出るといいでしょう。写真を変えるために、学生証を破損するようなことはしないでくださいね。
※一部の大学では、再発行時に写真の変更ができないと言われることもあるようです。
写真撮影はコンビニ証明写真が便利
学生証の証明写真撮影は、「コンビニ証明写真のピクチャン」が便利です。
- スマホで撮影した写真をコンビニで印刷
- 1シート3枚の証明写真が200円
- セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ポプラ、セイコーマート、デイリーヤマザキ等、ほとんどのコンビニで使える
筆者は、資格試験を受ける際の証明写真撮影に利用しましたが、簡単で便利でした。
スマホの写真なので、光の当たり方などは完璧ではないものの、学生証の写真には十分です。駅などにある、証明写真撮影機を使う必要もありません。
以下の点を注意すれば、誰でもきれいな証明写真が撮れます。
- 白い壁の前で撮る
- 光は部屋の蛍光灯で十分。余計な光を入れない
- 自撮りでなく、家族・友人に撮ってもらう
なお、学生証の写真のサイズは、以下のいずれかが一般的です。大学の案内を確認しましょう。
- 「縦4cm×横3cm」(履歴書サイズ)
- 「縦4.5cm×横3.5cm」(パスポートサイズ)
「コンビニ証明写真のピクチャン」は、どちらのサイズにも対応しています。
学生証の記載事項・用途
大学で発行される「学生証」は、大学生としての在籍を証明するカードです(中学・高校で証明に使った「生徒手帳」が、大学では「学生証」になります)。
4年制の学部であれば、入学から4年後が「証明の有効期限」になっており、卒業・退学するまで利用できます。
記載事項は大学により異なりますが、下記の事項が基本的なものです。
- 大学名 所属学部・所属大学院
- 学生証番号(学籍番号)
- 氏名
- 生年月日
- 入学年月日
- 有効期限
- 顔写真
大学生にとって身分を証明するのに重要な書類で、様々な用途があります。
- 大学に在籍していることを証明
- 年齢確認
- キャンパス・図書館に入構
- 学割サービスを受ける
- 通学定期を購入する
セキュリティやコロナの影響で、キャンパスへの入構に学生証の提示が必要となっている大学もあります。学生証は常に携帯する必要があります。
まとめ:学生証写真は清潔感のある服装で!
大学の学生証は、数年に渡って使い続ける重要な証明書です。後悔することがないように、発行時の写真は自分の納得いくものを使うようにしましょう。
- 服装は自由だが、白のワイシャツがオススメ
- 髪型・メイクは清潔感を意識
- 願書の証明写真が学生証の写真になる大学もある
就職先やアルバイト先に提出することも考えて、あまり派手な写真にしないのがポイントです。
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