留年を親に言えない時どうする?留年の決定時期と隠し通す方法

「留年したら家から追い出される」というのは昔の話に聞こえますが、今でも留年を親に言えないという学生は多いです。
反省を伝えて卒業する気があるのなら、もう1年分の学費を工面してくれる親がほとんどですが、親の反応を恐れて言えない方に向けて本記事を書きました。
- 留年が親にバレるタイミング
- 留年を親にいうタイミング
- 留年を親に言えない理由
悪いことほど、早めに言ったほうが気が楽になりますが、タイミングなどがわからない方は参考にしてください。

留年が親にバレるタイミング
留年が決まる時期は、成績発表のタイミングです。成績が発表され、進級条件を満たさなかった場合には留年になります。以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:大学の留年条件とは?卒業・進級できなくなる前に進級条件の確認を!
正式には3/31時点で進級・卒業条件を満たしていないと、4/1の進級・卒業ができず、留年ということになります。大学からは基本的に、留年を親に告げることはありません。
留年を告げられなかった場合、親が気づくのは以下のタイミングです。
卒業式の予定を確認する時期
大学の卒業式に参列する親御さんも多いことから、卒業式の日程などは親子で会話されることでしょう。卒業式の予定を確認しているときに、あやふやな返答をしていると留年がバレてしまいます。
一方で「卒業式はでない」というスタンスで、親も気にしていないのであればこのタイミングで留年がバレることはないかもしれません。
5年目前期の学費が請求される時期
嫌でも親が気づくのが、5年目の学費が請求された時点です。
毎年度、前期の学費が4-5月に引き落とされます。留年している場合、5年目も変わらず学費が引き落とされます。親に留年を伝えていなかった場合、引き落としのタイミングで留年を知ることになり、金銭的にもショックが大きいでしょう。
学費支払いでバレることになるよりは、早めに告げるのが賢明な選択です。なお、学費支払いの口座を自分(子)にしている場合、そのままバレないでやり過ごすことも可能です。
関連記事:親が払う大学の学費の目安を解説!実家と下宿の違いも紹介
留年を親にいうタイミング
留年は卒業式や学費支払いのタイミングでなければバレにくいですが、早めに言ったほうがいいです。親に言う機会がない人におすすめのタイミングを紹介します。
今すぐ
嫌なことは後回しにと考える人も多いでしょう。筆者もそうでなので、気持ちはわかります。なので、いうタイミングを考えている今こそ絶好のタイミングです。
親にLINEで「相談があるんだけど電話していい?」と送りましょう。返事が来たら、電話して留年を告げるだけ「言いにくいんだけど、留年しちゃった」これだけです。
あとは親から聞かれたことに答えていくしかないので、勝手に話が転がっていきます。最初のLINEだけ勇気を振り絞って送りましょう。
4年生で単位を落として留年が決まった場合は「今すぐ」以外にいい時期はありません。
4年目の春
親との関係上、自分の中で整理してから留年を伝えたいという場合、4年目の春が適切な時期といえます。4年生の春は進路が決まりだす人もいる時期で、この時期には親としても子の進路状況を知りたい状況でしょう。
親が期待しているところに留年を伝えるのは気まずいので、親から聞かれる前に自分から切り出すのがおすすめです。
見通しがついた時
留年というマイナスの報告だけでなく、プラスの報告も一緒にしたいという人もいるでしょう。あまりに遅い時期でなければそれもありです。
- 昨年2単位しか取れなかったけど、今年30単位とれて5年で卒業できそう
- 前期まで学校に通うモチベーションがなかったけど、今は毎日通学している
このようにプラスの報告と一緒に留年の事実を告げれば、親も安心するかもしれません。
留年を親に言えない理由
留年を親に言えない理由は主に以下の3つではないかと思います。
怒られる
厳しい親御さんだと、留年を告げると怒られてしまうかもしれません。誰だって怒られるのは嫌ですから、伝えたくない気持ちもわかります。
ただ、いつか言わなければならないのなら、「今すぐ」言ってしまうのが気持ち的には楽です。
悲しませたくない
留年を重く受け止めている親御さんだと、泣いてしまうかもしれません。悲しませたくないから、留年を告げるのに躊躇している人もいるでしょう。
しかし、留年を経験した後に大成している著名人はたくさんいます。以下の方々は留年どころか大学を中退しています。
- ホリエモン
- 北野武
- スティーブ・ジョブズ
間接的に、留年や中退は「必ずしも挫折ではない」ということが伝わるといいですね。
学費の相談
感情的な不安とともに、学費の問題もあります。留年すると学費が追加でかかるので、支払いのお願いをしにくいというケースです。
大学によって学費は異なりますが、最低でも50万円以上を自ら負担するのは厳しいため、多くの人は親に負担をお願いすることになるでしょう。社会人になったら返済すると伝えて、学費を親に借りるのもありです。
なお、留年すると基本的に奨学金は継続できなくなります。

留年を本気で隠し通す方法
基本的には学費の引き落としで親にバレますが、一生をかけて留年を隠し通すのであれば以下のことが必要です。
- 留年期間中は実家と離れた場所で暮らす
- 留年期間中の学費は自分で払う(自分の口座に変更しておく)
- 架空の就職先を親には伝えておく
- 就職後も留年中の嘘はつきとおす
親には就職したと嘘をついて、芸人やミュージシャンとして活動している人もいるので、同様に留年を隠したい方もいると思います。ご参考まで。

まとめ:親にはいつかは言わなければいけない
留年したことを親に言えない方に向けて、親への伝え方などを紹介してきました。
1年間の留年とは言え、生涯を通して親に隠し通すのは覚悟が必要です。周りの友人を通してバレてしまう可能性もあるので、特別な事情がなければ、早めに伝えてしましましょう。
留年した親御さんへのインタビュー記事もありますので、参考に読んでもらえればと思います。


