留学に関する制度
PR

休学・留年しないで留学も可能!大学生の3つの留学手続き

休学しないで留学も可能!
kobataka1
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

海外留学は「休学」して行うのが当然だと思っていませんか?

あまり知られていないのですが、大学生が海外留学する際には、3つのパターンがあります。

本記事の内容

【大学生の留学:3つのパターン】

  • 休学して留学(4年間で卒業できない、長期の留学)
  • 休学しないで留学(留学届を提出する)
  • 手続き不要の留学

1ヶ月程度までの短期留学と数ヶ月以上に及ぶ長期留学があります。本記事を読んでいただければ、留学する際の学籍の3つのパターンかわかります。

休学・留年せずに留学しながら4年で卒業することも可能です。本記事は筆者の業務経験ともとに、「東京大学 海外留学情報」を参考にしています。

ダイマナ
ダイマナ
現役国立大学職員
Profile
  • 平成元年生まれの30代、千葉県出身
  • 現役大学事務職員(職員歴:8年)
  • 学生支援・教務・研究支援などを担当
  • 【運営サイト】
  • 大学職員への転職支援サイト(ゆるふわ大学職員になろう
  • 大学のルールをわかりやすく発信(教務.com

  • プロフィールを読む
    あわせて読みたい
    就活やめて留学・休学は逃げではない!大学3年や後期からの休学の影響
    就活やめて留学・休学は逃げではない!大学3年や後期からの休学の影響
    スポンサーリンク

    休学して留学(4年間で卒業できない長期の留学)

    3ヶ月以上に及ぶ留学であれば、大学の夏休みや春休みの期間を超えています。

    大学の授業を受けられない期間が生じるため、半年や1年間、大学を休学して留学する手続きになります(オンデマンド授業の導入により、長期留学でも休学が不要のケースもあり)。

    在籍区分が「休学」になります。

    ※「休学」は1ヶ月などの短期休学も可能な大学もありますが、休学・停学した期間がある場合、その学期の単位は認められないため、半年または1年単位で休学する学生が多いです。

    学生は休学届を提出し、事由を「留学のため」とします。長期留学となりますので、研修先の大学のプログラムの履修証明などがあれば、在籍大学の単位として認定が可能なケースもあります

    長期留学のため、語学力の向上が望めますが、4年間で卒業できなくなるというデメリットがあります。

    休学した期間は卒業に必要な在学期間から差し引かなければいけないため、休学した期間だけ、大学に在学しなければならない期間が長くなります。

    「休学して留学」のポイント
    • 3ヶ月以上の長期留学には「休学して留学」が基本
    • 休学中は卒業に必要な最低期間に含まれないため、4年では卒業が不可能になる
    • 大学の在籍区分は「休学」になる
    • 長期留学で語学力・コミュニケーション能力の向上を図りたい人にオススメ
    あわせて読みたい
    大学の卒業要件単位はぴったりで大丈夫?満たしているかの確認方法
    大学の卒業要件単位はぴったりで大丈夫?満たしているかの確認方法

    休学しないで留学(留学届を提出)

    大学の長期休暇中の留学であれば、「休学」の必要がなく、修業年限(学部生なら4年)での卒業が可能です。留年しないで済むのは大きなメリットでしょう・

    休学しないで留学する場合、在籍区分が「留学」になります。

    (留学)
    第26条 外国の大学(専門職大学に相当する外国の大学を含む。)又は短期大学に留学しようとする者は,学長の許可を受けて,留学することができる。
    2 前項の許可を受けて留学した期間は,第13条に規定する在学年限及び第49条に規定する卒業要件の期間に算入する。

    千葉大学の学則を参考にすると、「在学年限(修業年限)・卒業要件の期間に留学の期間を算入できる」とあります。

    大学教務課の窓口に留学届等の書類を提出し、教授会などの審議を経て、留学が許可されます。

    「休学」ではないため、4年間での卒業が可能で、留学プログラムによっては単位認定も可能です。

    3年間でほとんどの単位を修得していて、4年生の前期に履修する授業がないというケースでは、休学をせずに、半年近い留学をしても卒業が可能かもしれません。

    一般的に2ヶ月程度までの留学であれば、休学しないで留学するケースが多いと思います。

    「休学しないで留学」のポイント
    • 大学の授業期間外に行う必要があるため、2ヶ月程度までが基本
    • 4年での卒業も可能
    • 大学の在籍区分は「留学」になる
    • 大学の長期休み等を利用して、1~2ヶ月程度の留学をしたい人にオススメ
    あわせて読みたい
    大学を休学すると単位はどうなる?休学理由の書き方も解説
    大学を休学すると単位はどうなる?休学理由の書き方も解説

    手続き不要の留学

    「休学して留学(休学届)」「休学しないで留学(留学届)」いずれかの手続きをすることが多いですが、大学への手続きをせずに留学することも可能です

    2ヶ月近い長期休暇がある大学の時間割では、大学に届出をせずに海外留学もできます。もちろん休学ではないので、4年間での卒業が可能です。

    手続きしないで留学する場合、在籍区分は「在学」のままです。

    ※注意 海外留学・海外渡航に申請が必要かは大学に確認しましょう!

    海外留学者を正確に把握することで、大学の実績になりますし、紛争や災害地域に学生が渡航していないかの確認が容易になります。
    (通常、旅行であっても海外に行く場合は大学へ海外渡航届の提出が必要です。)

    留学届を提出すれば、単位認定などの情報を事務から得やすくなるというメリットもあります。

    一方で、大学で募集している留学プログラムは「留学届」で処理し、指導教員が独自で行う留学であれば、申請不要としているケースもあります。

    「手続き不要の留学」のポイント
    • 4年での卒業も可能
    • 大学の在籍区分は「在学」のまま
    • 海外渡航は原則、大学への報告事項になるため、大学事務へ確認すること
    あわせて読みたい
    大学の事務・教務課へのメールの書き方|問い合わせ・返信のルール
    大学の事務・教務課へのメールの書き方|問い合わせ・返信のルール

    まとめ:休学届か留学届を提出するのが原則

    大学生が留学する際の3つのパターンを紹介しました。

    留学:3つのパターン
    • 休学して留学(4年間で卒業できない、長期の留学)
    • 休学しないで留学(留学届を提出する)
    • 手続き不要の留学

    学生にとっての大きな違いは4年間で卒業できるか否かという点です。

    休学とする場合は、4年間で卒業できないため注意が必要です。休学としない場合でも、申請が必要な場合がほとんどですので、大学の窓口で確認すると良いでしょう。

    本サイトでは、大学のルールに関してわかりやすく発信していますので、他の記事も読んでいただけると嬉しいです。

    あわせて読みたい
    就職留年と卒業延期の違いは?単位が足りてる場合に休学は可能?
    就職留年と卒業延期の違いは?単位が足りてる場合に休学は可能?
    あわせて読みたい
    大学の留年条件とは?卒業・進級できなくなる前に条件の確認を!
    大学の留年条件とは?卒業・進級できなくなる前に条件の確認を!
    あわせて読みたい
    二重学籍にメリットはない?二重学籍以外の方法を提案
    二重学籍にメリットはない?二重学籍以外の方法を提案
    ABOUT ME
    ダイマナ
    ダイマナ
    現役国立大学職員
  • 平成元年生まれの30代、千葉県出身
  • 現役大学事務職員(職員歴:8年)
  • 学生支援・教務・研究支援などを担当
  • 【運営サイト】
  • 大学職員への転職支援サイト(ゆるふわ大学職員になろう
  • 大学のルールをわかりやすく発信(教務.com

  • スポンサーリンク
    記事URLをコピーしました