大学の留年が決まると呼び出し?具体的な流れと事前指導の内容

大学で単位の「不可」がいくつかあると留年の可能性を心配していまいますよね。
高校までは学期ごとに担任の先生と面談などがありますが、高校と同様に面談を行っている大学と、呼び出しなどが全くない大学があります。
大学や学部によって、方針が異なります。
・留年の連絡を親にしているかは、大学によって異なる
・留年は学生本人か保護者、どちらかには連絡がいく
・留年前から事前指導を充実させている大学もある
留年が決定するまでに、学生にどのように指導があるのか、現役大学職員が解説していきます。

留年が決まるまでの流れ
大学では個人の授業態度等に関して、注意されることは基本的にありません。
留年についても同様のスタンスで、あっさりと留年が決まるのが通常の流れです。
- 通年の成績発表がおこわなれる
- 進級要件・卒業要件を満たしていなければ留年が決定
- 4年で卒業できず5年目に入る場合は、5年目の授業料引き落としも行われる
授業料の引き落としを5年目にも行う場合には、学生または保護者に連絡がいきますが、学生への留年に対する指導がなく、淡々と翌年も授業料が請求されるということはあります。
一方で、留年率が高いと高校生・企業・文部科学省からの評判もあまり良くないので、留年する前の事前指導に力を入れている大学も多いです。
関連記事:大学の留年条件・進級条件とは?進級できない留年が決まるのはいつ?
留年する前の事前指導の流れ
留年者を減らすことに力を入れている大学のスケジュール例を紹介します。
スケジュールを立てて、学生が留年しないように調査・面談などを設定していきます。
①修得単位数の調査(9月まで)
前期の成績が9月には出るので、そのタイミングまでの学生ごとの修得単位数を教務システムから抽出します。
前期だけで年間の修得単位数の目標に到達していない学生をピックアップします。例えば、以下のような基準です。
- 1年前期で20単位未満
- 2年前期で40単位未満
- 3年前期で70単位未満
- 4年前期で110単位未満
4年で卒業するスケジュールに対して、明らかに単位数が少ない学生に向けて注意喚起を行います。
②学期始めに注意喚起・呼び出し(10-11月)
単位数が少ない学生に対し、メールでの注意喚起や呼び出し、面談などを行います。必要に応じて履修登録の相談にのることもあります。
大学・学部によって対応はまちまちで、対象者全員に一斉メール、特に修得数が少ない学生とは学年担任と面談というケースもあります。
③テスト・レポート期間に再度注意喚起(12-1月)
面倒見の良い大学(留年者が多いと上層部に怒られる大学と言ってもいいかも・・)では、テスト期間前にも心配して呼び出しなどをすることがあります。
学期始めにはやる気があっても、サークルや恋愛に熱中してしまい、勉強がおろそかになってしまう学生も多いため、何度も注意喚起が必要です。
この時点で単位修得を諦めて、実質的に留年を確信している学生もいます・・
留年の可能性が高い学生に対しては、学生から親にも報告するように教職員から伝えています。
【番外】親・保護者への連絡はほとんどない
保護者の連絡先は大学で把握しているものの、連絡は滅多にしません。
面倒見の良い大学でも、本人と面談が出来ていれば「親御さんにも伝えて、相談してください」と伝える程度に留めています。
成績通知表を保護者に送付している大学がありますが、送付せずに学生に任せている大学も多いです。留年に関しても同様で、連絡をしている大学とそうでない大学があり、連絡手段も電話・メール・郵送と手段が分かれます。

まとめ:留年時の対応は大学による
留年が心配される時の大学の対応について解説してきました。
- 留年の連絡を親にしているかは、大学によって異なる
- 留年は学生本人か保護者、どちらかには連絡がいく
- 留年前から事前指導を充実させている大学もある
具体的な対応を知りたい場合は、所属の大学に確認してみましょう。大学からの連絡の有無に限らず、留年の懸念がある場合は、早めにご両親に相談しておくのがいいです。
遅くなると、どんどん言いにくくなります。以下の記事でも紹介しています。


