履修取消期間を過ぎた場合のメール例文を紹介!メリット・デメリットも

履修登録・履修修正期間を過ぎると、学生自身での履修変更ができなくなります。
しかし、事務側では履修の変更ができる可能性があります。
- 履修取り消しは期間を過ぎてもできる可能性あり
- 履修取り消しのメリット・デメリット
- 履修取消依頼のメール例文を紹介
履修取り消しの依頼方法、理由などについて紹介していきます。

履修登録・修正のルール
大学での履修関係の基本的なルールについては以下の通りです。
- 履修登録
- 授業を受ける
- 考査(テスト・レポート)
- 成績登録(単位修得)
このサイクルで授業が行われ、定められた単位数を修得すると大学を卒業することができます。
履修登録を行うことで、授業を受けて、考査に参加する権利が得られることになります。履修を取り消すことは、授業および単位付与を放棄することにあたります。
通常、2週間程度履修登録・修正期間が設けられており、この期間内であれば登録・削除が自由です(別に履修取消期間を設けている大学もあり)。
この期間を過ぎると、学生自身でシステム上の操作ができなくなりますが、事務や教員に連絡することで履修取り消しが認められるケースがあります。
履修取り消しのメリット:GPAに反映されない
履修取り消しのメリットは、GPAに反映されなくなる点です。
履修登録がされたままであれば、授業・考査を全く受けていなくても成績がつきます(不可)。不可の成績もGPAに反映されますので、GPAが下がります。
履修を取り消せば成績がつけられることはありませんので、GPAを下げないために履修を取り消したいという人は多いでしょう。
GPAの計算方法等については以下の記事を参考にしてください。
関連記事:GPAの平均は2.4~2.8で3.0以上は上位20%!目安も紹介
履修取り消しのデメリット:教職員からの悪印象
履修取消期間後に取消し依頼をすると、教職員からの印象は悪いです。多くの学生が「履修登録期間」というルールを守っているなか、特例措置の依頼をしているようなものです。
ルールを守れない学生は印象が悪いので、理由なく「とりあえず取り消したいと依頼してみる」というのはやめたほうがいいです。
履修取り消しの理由
履修取り消しを希望する一般的な理由は主に以下の3つになるでしょう。
- 授業に参加できない(授業時間に別の予定が入った)
- 授業についていけない(難易度が高い、別の授業で忙しい)
- 授業に出る意義を感じない(面白くない、自分に合わない)
これらはいずれも個人の理由に起因するものです。こういった授業と個人間の認識の相違を避けるために、履修修正をできる期間が2週間程度設けられています。
これらの理由では履修取り消しは認められないでしょう。
期間外の取消しが認められる理由は「病気・数日の遅れ」くらいだと思われます。
履修取り消しメールの例文
不注意で履修取り消しをしたい場合のメール例文です。
件名:履修取り消しの依頼について
文学部学務係 御中
お世話になっております。
山田太郎(文学部文学科3年 学籍番号:00000000)です。
履修登録期間が昨日までであったことを失念しておりました。申し訳ありませんが、以下の講義の履修取り消しは可能でしょうか。ご検討いただければ幸いです。
・文学概論Ⅰ
・文学演習Ⅰ

まとめ:事情なしでの履修取り消しは難しい
履修取り消しの方法を紹介してきました。
履修取り消し期間を過ぎても、教職員側では対応可能なケースがありますので、やむを得ない事情がある方は事務に連絡してみるといいでしょう。
履修登録期間外の対応については、大学・学部・担当者によっても厳しさが異なります。
- 履修登録期間外の対応は特別な事情以外、認めない(7割ほど)
→病気、怪我、事故など - 軽微な学生のミスも認めてくれる(2割ほど)
→数日であれば学生の失念など - ゆるく履修取り消しを認めている(1割ほど)
→原則、いつでもOK(さすがに履修期間を8割以上過ぎると厳しい)
すんなりと履修取消が認められる可能性もありますが、「授業の難易度が高すぎて」などという理由で途中に取消の依頼をするのはやめたほうがいいでしょう。
また、履修取消期間を設けている大学では、一切例外を認めないというケースもあり別の記事で紹介しています。


