大学の単位修得証明書は成績証明書とどう違う?退学したらもらえる?

単位修得証明書は、一般的に高校で発行される単位修得状況の証明書です。高校を中退した人などが、高卒認定の時に使います。
一方で、大学でも「単位修得証明書」も発行しています。
- 単位修得証明書は非正規生への証明書類
- 単位修得証明書と成績証明書の違い
- 単位修得証明書は大学の退学者にもらえる書類ではない
大学で扱う証明書のルールについて紹介していきます。

単位修得証明書とは
大学が発行する単位修得証明書は、大学で修得した単位が記載されています。
- 発行日
- 発行者(〇〇大学)
- 学生情報(学籍番号・氏名・生年月日)
- 成績情報(科目名・受講期間・成績評定)
主に、科目等履修生・特別聴講学生などの非正規生が数個の授業を履修した場合に発行されます。
例えば「経済概論」という授業を1科目だけ受講した科目等履修生に発行されるのが、単位習得証明書です。

単位修得証明書と成績証明書の違い
成績を証明するのに一般的に用いられるのは「成績証明書」です。
「成績証明書」と「単位修得証明書」は大きくは違いませんが、一般的には以下のような違いがあります。
- 成績証明書・・・正規生の成績を全て証明する
- 単位修得証明書・・・非正規生の修得した単位を証明する
成績証明書は可の授業も不可の授業も含めて、全ての成績が記載されます。
一方で、単位修得証明書は修得した単位を記載するので、不可となった授業を記載しないことがあります。
1科目を履修してその授業が不可であれば、単位修得証明書を発行できずに、「不可」という通知しているだけの大学もあります(「不可」と記載された単位修得証明書を発行する大学もあります)。
単位修得証明書は中退したらもらえる?
単位習得証明書は非正規生に限定して発行している大学が多いです。正規生が中退した場合は、それまでの成績証明書を発行しているケースが多いように思います。
単位修得証明書は大学を退学するときに自動で発行されるものではなく、大学に発行申請を行うことで取得できるものになります。大学のホームページ等で確認しましょう。
関連記事:休学してそのまま退学することも可能!手続きや退学理由も解説
まとめ:成績証明書・単位修得証明書は名前の違い
大学で発行する「単位修得証明書」について紹介してきました。
- 非正規生(授業が少ない人)向けに「単位修得証明書」が発行される
- 正規生は「成績証明書」を発行されるケースが多い
単位修得証明書は、資格認定(教職や学芸員)に必要なことがありますが、基本的には成績証明書でも代用可能です。
大学でルールを別に定めている場合もありますので、各大学のホームページで確認してみるといいでしょう。
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