休学してそのまま退学することも可能!手続きや退学理由も解説
休学期間中に、別の進路に進むことを決めて退学することは可能です。
- 休学してそのまま退学する人は意外と多い
- 休学から退学する理由は、就職・快復しない・仮面浪人など
- 休学のままで退学しないという選択肢もある
休学からそのまま退学しても問題ないか悩んでいる方に向けて、現役大学職員が解説していきます。
休学してそのまま退学する手続き
休学からそのまま退学することは可能です。具体的な手続きを紹介します。
退学届の提出
退学を決めた時点で退学届を提出する必要があります。
休学から復学しないと退学できない、というルールがあるわけではないので、そのまま退学が可能です。
メール等で大学の教務窓口に確認し、退学届の提出方法を聞きましょう。
退学届には保護者の署名等を必要にしている場合もあります。
学生証の返却
退学届をメールで提出できたとしても、そのまま退学できるとは限りません。
- 学生証の返却
- 退学許可証の受領
- その他備品等の返却
以上のような手続きのため、大学に一度来るように言われるかもしれません。大学ごとにルールがあるため、来学が必要かもあわせて確認するといいでしょう。
休学してそのまま退学する理由
休学してそのまま退学する学生は、年に数人はいます。よくある理由を紹介します。
就職・留学など別の進路が決まった
最も多いのが、休学中に就職・留学などが決まったパターンです。
休学中のインターンや留学中に、進路を再考し、大学には戻らないことを決めるケースです。
個人的には、就職・留学が決まった場合にも、すぐには退学する必要はないと考えています。
次の章で紹介しています。
学習意欲が回復しなかった
学習意欲の低下で休学する学生は一定数います。
メンタルを整えて復学を目指していましたが、回復に至らず退学となるケースです。
同様に病気や経済的理由で休学し、そのまま退学する学生もいます。
仮面浪人
1年生で多いのが仮面浪人です。
仮面浪人とは、大学(学部)に在籍しながら他の大学(学部)を目指すために勉強も続けていることをいいます。
受験勉強に集中するため後期に休学し、そのまま別の大学受験に合格したら、退学するというケースです。
休学したまま手続きをしなくても大丈夫?
休学したまま退学する手続について紹介してきましたが、「そもそも退学しない」という裏技も使えるかもしれません。
休学している時には基本的に授業料がかからないため、保険として休学を続ける方法です。
- 授業料はかからない
- 1~2年後に、再度大学に戻りたいと考えた時に戻れる
私立大学であれば年間数万円の在籍料がかかりますが、国立大学であれば在籍料もかからないケースが多いです。
「もしかしたら、将来大学に戻るかもしれない」と考えて、退学ではなく休学を続けるという選択肢もありかもしれません。
休学し続ける期間等については以下の記事で紹介しています。
まとめ:休学したまま退学する学生は意外と多い
休学したまま退学する方法について紹介してきました。
休学中に考えが変わって退学に至るケースはよくあります。
自分の考えがあるとしても、入学金や授業料を支払ってもらっている家族にはしっかり相談したうえで進路を決めるといいでしょう。
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