就活ガチ勢だった大学生時代の話!内定を得た就活時間の使い方
就職活動に普通の学生より多くの時間を投入する「就活ガチ勢」という人たちがいます。
筆者も大学生時代は就活ガチ勢だったと思います。文系で3年生の時はほとんど授業を入れていなかったので、週5日は就活のイベントや説明会に参加していました。
- 面接経験がつくので、緊張しなくなる
- 様々な業界の知識が身につき、視野が広くなる
- 就活をガチっても良い企業に就職できるとは限らない
民間企業から転職して現役大学職員の筆者が、大学時代の就活ガチ勢の内容や良かったことなどを振り返ります。
就活ガチ勢の内定数
結論からいうと筆者が得た内定数は2社だけで、就活ガチ勢だったからといって、多くの内定を得ていた訳ではありません。
志望していた業界が4つほどあり、別の業界で2社の内定を得ました。
1社は比較的志望度の低い教育業界で、早めに内定を獲得できました。そして、その後志望度が高いメーカーやメディア系に挑戦していくことになります。
メーカーにも内定を得て、結局その民間企業に就職することになりました。
志望度の高いメーカーで4月に内定を得た後は、より志望度の高い広告やテレビ局などと、面白うなアダルト業界やベンチャーの選考に参加してみました。
結局、大学4年の9月まで様々な企業に挑戦しますが、志望度の高い企業では内定を獲得することができず、メーカーに就職を決めました。
就活ガチ勢の時間の使い方
大学3年以降は就活中心のスケジュールになっていました。
- 大学3年夏以降バイトは0に。
- 3年生後期から授業は週2日で週4コマのみ
- 3年生後期から平均週5日就活イベント、選考に参加
- スキマ時間も業界研究・エントリーシート作成など
有名企業、ベンチャー企業含め「いろんな会社を見れるのは大学生の時しか無い」という考えで、暇があれば説明会に参加していました。
1日に3件のイベント・選考をはしごすることも当たり前で、スキマ時間には勉強などもしていました。
エントリーシート作成に時間がかかり(当時は全て手書き)、徹夜で翌日のエントリーシートを書いていることもありました。
予定を詰め込みすぎて志望度の高い業界の研究やOB訪問などは、ほとんどできなかったことを後悔しています。
就活ガチ勢の1日
就活ガチ勢だった僕の1日のスケジュールは以下のようなものでした。
- 7時起床 メールチェック、ES印刷
- 9時出発
- 10時~11時 グループディスカッション選考(1社目)
- 12時移動・昼食・午後の面接予習
- 14時半~15時 二次面接(2社目)
- 16時移動・メールチェック
- 17時~19時 ベンチャー企業の社長講演+説明会
- 20時帰宅
- 22時メール返信・ES作成・翌日の予定確認
- 24時就寝
1番忙しかった時期は週5日程度、上記のようなスケジュールで選考に通過してしまうと予定がさらに詰まって自分の時間を圧迫するような状況でした。
就活の序盤は経験を積むためにスケジュールをたくさん入れてもいいですが、志望度の高い企業の選考が始まるタイミングでは余裕をもったスケジュールを組むといいでしょう。
就活ガチ勢で良かったこと
就活ガチ勢だった10年前を振り返ると良かったことは様々な企業の人と話せたことです。
面接では熱意も大事ですが、慣れによる「上手さ」も大切です。
- 話すスピード
- 自分が話すべき尺
- 相手の表情を見る余裕
これらは面接を重ねないと、どの程度が正解なのかがわかりませんでした。面接を多く経験したことは社会人としても役に立っていると思います。
就活ガチ勢で後悔していること
就活ガチ勢で後悔しているのは以下の2点です。
- 企業説明会に参加しすぎた
- 就活以外にガチったほうがよかった
企業説明会に参加しすぎた
様々な企業の話が聞けるチャンスだと思って、時間があれば説明会に参加していましたが今では無駄だったと思います。
企業説明会の内容は、いい話ばかりで大抵はホームページで確認できる内容と変わらないからです。
社員を採用するために良いことばかりをアピールして、働きやすさ・給与など本当に知りたいことを説明会で知ることはできません。
そうであれば、OB訪問や書籍での研究などに時間を費やすべきだったと感じています。
就活以外にガチったほうがよかった
就活ガチ勢でも有名企業に内定できるわけではありません。
ギリギリまで就活を始めずに、部活・サークル・勉強などに打ち込んでいる人のほうが、エピソードに説得力が生まれ、内定率も高いように感じます。
「就活がうまくなった」感覚はありますが、人間性は他のことを頑張ってきた人に負けているように感じてしまいます。
まとめ:就活ガチ勢でも内定は出ないことも
就活ガチ勢だった筆者の大学時代のエピソードをお伝えしてきました。
就活をガチると「就活はうまくなりますが、人間力は磨かれない」というのが筆者の考えです。
実際に筆者は、志望度の高い企業は序盤の選考で不採用になっています。「受け答えはうまいけれど、面白みのない就活生」と見抜かれていたのかもしれません。
就活に時間を割くのは大事ですが、本当に大事なことに時間を使ったほうが就活もうまくいくと考えています。