留年を休学と嘘つくとバレる?成績証明書を提出しなければバレにくい

就職活動では、自分の経歴を少しでもよく見せたいと考えるでしょう。
留年した人は、隠す方法を考えているかもしれません。実際に留年を、休学や留学と虚偽記載しても問題ないかと相談を受けたことがあります。
- 留年を休学といってバレる可能性は低い
- 留年を休学と伝えてバレるのは成績証明書
留年を休学と伝えるのがバレる可能性は低い点、バレやすい状況について解説していきます。

休学が留年とバレる可能性は低い
留年なのか、休学なのかは卒業証明書や履歴書でばれることはありません。
留年でも休学でも以下のような表記になります。
- 履歴書:2020年4月入学 2025年3月卒業
- 卒業証明書:2025年3月31日 ○○大学○○学部○○学科卒業
履歴書を見ると、卒業まで5年かかっていることがわかりますが、これだけでは「留年」か「休学」かはわかりません。
提出書類が履歴書・卒業証明書だけであれば書類上は留年がバレることはないでしょう。
しかし、成績証明書を提出するとバレる可能性が出てきます。
成績証明書で留年か休学かがバレる
成績証明書は、在学時の成績を証明する書類で、以下の事項が記載されます。
- 科目名
- 年度
- 単位
- 成績
例えば、以下のようなイメージです。
「経済概論 2021 2 良」
成績証明書では、単位を修得した年度も記載されています。
留年した年に1単位でも単位を修得していた場合、それが成績証明書に記載され、留年であることがバレます。
2021年度に1年間休学した場合、2021年度の成績は証明書に載ることがないからです(休学期間中は、授業の履修ができない)。
逆に言うと、1年間全く単位を修得していない年がある場合、留年であることが成績証明書からバレることは少ないでしょう。
成績証明書を提出しなくても深堀りされてバレる
就職先の企業が成績証明書の提出を求めていないケースもあります(卒業証明書・学位記の提出で卒業のみ確認できればOKという企業)。
その場合は、書類から休学と偽っているのがバレる可能性は低いです。それでも、休学時のエピソードなどを深掘りされると、ぼろが出やすいでしょう。
就職活動では、留年を休学と偽ることができても、生涯を通して嘘をつき続ける場合思わぬところからバレることがあります。
- 大学の同級生が同じ企業に就職し、ばらされる
- 過去のSNSの発言から留年していたことがバレる
- 入社後に再度、成績証明書の提出を求められる
このようなケースも0ではなく、経歴詐称は懲戒事由に該当するため、正直に留年と伝えるほうがいいでしょう。

まとめ:留年を休学と偽るのはやめよう
「留年」と「休学」がバレるケースについて紹介してきました。
成績証明書を提出することがなければ、基本的にバレませんが、就職後ずっと嘘をつき通す必要があるため、留年を正直に伝えるほうがよっぽどいいです。
留年という失敗を糧にできていれば問題ありません。
留年を隠すのではなく、留年した当時の自分と向き合って、エントリーシートなどを作ると自分の価値観を深掘りできて、説得力のあるものに仕上がると思います。
留年や就活を含めた大学のルールに関して発信していますので、他の記事も読んでもらえると嬉しいです。


