留学とかぶって就活が間に合わない?失敗しない留学と就職活動の両立術
留学は、多くの学生にとって夢の実現や人生の一大経験となるものです。
しかし、留学期間中に就職活動が始まると、就職が遅れたり、希望の就職先にエントリーすることができなくなることもあります。
「留学と就活がかぶって、希望企業の選考に応募できなかった」という話も聞きます。
- 留学と就職活動の両立術4つを紹介
- 留学先国の企業に就活する、留学中にオンライン面接などで日本企業に就活する方法もある
- 留学先で就活するか、帰国してから就活するのかを決めておこう
就活に間に合わない場合の対処法と留学前・留学中・留学後に分けて準備すべきことを紹介します。
留学で就活が間に合わない場合の対処法
①留学期間の調整
就職活動期間と留学期間が重なっている場合は、留学期間を調整することを検討してみましょう。
留学期間を短くしたり、就職活動を先に行い、その後留学するという方法もあります。
留学期間を短縮し、就職活動に専念するのが一番現実的な方法です。
②就職活動のスケジュールの調整
留学中に就職活動を進める場合は、現地での就職イベントやインターンシップに参加することができます。
円安のため、思い切って留学先で就職活動をすると決めた学生もいます(アメリカの初任給は500万円を超えるため、日本より待遇がいいと感じたようです)。
また、帰国前には求人情報の収集やエントリーシートの準備なども進めておくと良いでしょう。
③優先順位を付ける
留学と就職活動を両立することは大変なため、無理をせずに優先順位をつけることが大切です。
自分にとって最も大切なものを優先し、それ以外は諦めることも検討してみましょう。
留学の期間を短くしたくなければ、就職留年して翌年に就活を行うという選択肢もあります。
④留学を活かした就職活動を進める
留学経験は就職活動でアピールすることができるため、留学中には自分の強みを見つけ、それを活かした就職活動を進めてみると良いでしょう。
留学をする学生に対しては、特別な採用スケジュールを組む企業も増えてきています。
留学前の準備
留学期間と就職時期を整理する
留学期間や就活スケジュールを整理することは、留学と就職活動の両立にとって非常に重要なステップです。
留学期間中に就職活動を行う場合、自分が希望する就職時期と留学期間を合わせる必要があります。
そのため、留学期間中に就職活動を行う場合は、希望する就職時期がどの時期なのか、留学期間がどの程度かを事前に把握しておくことが大切です。
求人情報の収集方法を把握しておく
就職活動において、求人情報の収集は非常に重要です。留学中に求人情報を収集する方法としては、以下のようなものがあります。
- 日本の就職情報サイトの利用
- 日本の大学のキャリアセンターに相談する
- 日本の就職イベントに参加する
- 現地の求人情報サイトや掲示板を利用する
- 現地の企業に直接問い合わせる
以上のような方法で、自分に合った求人情報を収集することができます。また、留学中に求人情報を収集することで、帰国後の就職活動に備えることができます。
留学中の就職活動
留学中に就職活動を行う方法として、「留学先国企業への就職」と「日本で帰国してからの就職」の2パターンがあります。
在留資格や就労許可の確認(留学先での就職)
留学中に就職活動を行う場合、自分が就職するために必要な在留資格や就労許可を取得しているかどうかを確認することが大切です。
留学中に在留資格や就労許可を取得していない場合は、就職活動を行うことができません。
そのため、留学中に就職活動を行う場合は、在留資格や就労許可の取得について確認し、必要な手続きを行うことが必要です。
履歴書・職務経歴書の準備
就職活動を行う場合、履歴書や職務経歴書の準備が必要です。
留学中に就職活動を行う場合は、日本語能力に加えて、履歴書や職務経歴書の書き方についても理解しておく必要があります。
SkypeやZoomを利用したオンライン面接の実施
留学中に就職活動を行う場合、オンライン面接を行うことがあります。
オンライン面接は、SkypeやZoomなどを利用して行われます。
留学中に就職活動を行う場合は、オンライン面接に対する準備が必要です。
具体的には、以下の点を理解しておく必要があります。
- パソコンやスマートフォンでのSkypeやZoomの利用方法
- カメラやマイクのセットアップ
- オンライン面接で求められるマナーなど
就職支援サービスの利用
留学中に就職活動を行う場合、就職支援サービスを利用することができます。
就職支援サービスには、留学生に特化したサービスがあるため、留学生にとっては非常に便利なサービスとなります。
就職支援サービスを利用することで、求人情報の収集や面接の予約など、就職活動に必要な様々なサポートを受けることができます。
留学中の自己PRの準備
1.アピールポイントの整理
留学経験をアピールする際には、どのような点が強みになるのか、自分自身で整理しておくことが重要です。
例えば、留学先での経験から得たスキルや知識、留学先での活躍など、自分が持っている強みを明確にしておくといいでしょう。
2.資料の整理
留学先での成績や研究成果、海外でのインターンシップ経験など、アピールポイントになる資料を整理しましょう。
また、留学中に作成したレポートやプレゼンテーションなども、アピール材料として活用できます。これらの資料を整理して、自己PRの材料として活用しましょう。
語学力のアピールにもなります。
3.他の就活生との差別化
留学経験を持っている人は多いため、自分自身が他の就活生とどのように違うのかを考え、アピールする点を明確にすることが重要です。
例えば、自分が留学先で取り組んだ研究テーマやプロジェクトについて、どのような成果があったのか、自分自身がどのように成長したのかを具体的に伝えることが大切です。
海外経験があって、研究への取組もアピールできれば、内定が大きく近づくはずです。
4.ビジネスマナーや英語力の向上の準備
留学によって得られるメリットの一つに、ビジネスマナーや英語力の向上があります。
留学中には、ビジネスシーンで必要とされるマナーや、英語でのコミュニケーション能力が向上するため、就職活動においても強みとなることがあります。
英語で自己紹介するなど、面接でもアピールできるポイントです。
留学後の就職活動
就職活動のスケジュール調整
留学中には就職活動ができなかったため、帰国後にスケジュールを調整する必要があります。
自分が希望する業界や職種の求人情報を集め、就職活動の期間やスケジュールを確認しておきましょう。
おおよその希望業界の採用スケジュールは留学前に把握しておくべきです。
企業訪問や面接の実施
求人情報を収集したら、自己分析や履歴書作成などの前準備を行い、企業訪問や面接の準備を進めていきます。
留学経験をアピールするためには、自分の経験や能力を具体的に伝えることが重要です。
英語で作成した研究資料などを持参してもいいですし、簡単な英語スピーチなどを取り入れてもいいでしょう。
内定後の手続き
内定をもらったら、入社前に必要な手続きを進めていきましょう。
例えば、健康診断や書類提出などがあります。また、留学経験を生かせるポジションにつくためには、ビジネスマナーや英語力の向上を図っておくと良いでしょう。
留学経験から希望のポジションがある場合は、積極的に伝えるといいでしょう。
まとめ:留学も就活も情報収集が大事
留学と就活がかぶる場合の対処法を紹介してきました。
自分の中で優先順位を決めて活動を行うことが重要です。また、以下のように留学先で計画を変更する学生もいます。
- 留学中に経済情勢を考え、海外で就職することにした
- 就活のため早期帰国を予定していたが、希望の業界は留学経験学生向けのスケジュールも用意していたため、留学を延長することにした。
新たな価値観に出会えるのも留学のいい部分です。
いくつかのパターンを想定しておくのもいいでしょう。