学期途中から休学することも可能!GPAにも反映されない
健康上の理由や留学のために休学をするケースが多いんですが、実は休学を使ってGPAをコントロールする裏ワザがあるのをご存知でしょうか。
学期途中に休学することで、「GPAに反映させない」という取り扱いが可能です。
- 学期途中で休学することで、GPAに反映させないことができる
- 学期途中で退学・休学すると授業料は戻ってこないので、損する可能性が高い
学期途中の休学・退学というあまり聞かない、大学のルールについて解説してきます。
退学・休学は学期途中でも可能
大学によって違いがありますが、退学・休学は学期途中からでもできます。
※例えば神奈川大学では、前期(6/30まで)と後期(12/31まで)の休学申請期限を設けているようです。
その他、国立大学でも学期途中からの休学は可能です。
多くの学生は学期の始まりのタイミングに休学・退学しますが、好きな日にちを指定することもできます(6月13日など区切りの良くない日にちでも可能ですが、特段の理由がないか確認されることが多く、理由がなければキリのいいタイミングを指定されるでしょう)。
ただし、授業料が納入されている必要があります。
4月からの休学、3月31日付けの退学であれば、それまでの授業料が納入されていれば、キリよく休学・退学が可能です。
一方で、学期途中の休学・退学では原則、半期分の授業料が納入されていなければなりません。
また、学期途中で休学・退学しても授業料が返還されるということはありません。
授業料が払えないと授業料未納除籍
授業料が納入されていなければ、大学は学生を「除籍」にする手続きをとります。
除籍の期日は大学により異なりますが、前期分の授業料納入がなされていない場合は、督促を行い、9月になっても納入されていない場合に、9月1日で除籍とするなどです。
「退学」は学生が自主的に行うものですが、「除籍」は大学が強制的に行うものです。
「授業料を払わないなら、在籍させません」という取り扱いになります。
学期途中の休学はGPAに反映しない
学期途中に休学すると、その学期の成績がGPAに反映されません
GPAとは、大学の成績の平均を数値化したものです。
GPAは、奨学金の利用やゼミ選び、進学、企業への推薦を受ける際に使用されることがあるため、高いに越したことはありません。
GPA3.0以上であれば、一般的に優秀な学生とされています。
GPAを上げることを目指していたのに、授業でつまずき「不可」や「可」など低評価を受けそうだということもあるでしょう。
そんな時には、学期途中の休学という選択肢もあります。
学期途中に休学すると、休学した学期の全ての単位が「判定外」となるため、GPA算定の基準となる科目ではなくなります。これで、GPAを下げる要因となっていた科目を「判定外」にできます。
しかし、デメリットもあります。
これらのデメリットを受け入れられるのであれば、「学期途中の休学」という選択肢もアリです。
まとめ:休学すれば、GPAに反映しない
学生は基本的に好きなタイミングで休学・退学を行うことができます。
休学すると、その学期の全ての単位習得が不可になるため、「授業についていけないと気づいてから、休学をしてGPAに反映させない」という方法をとることもできます。
デメリットはありますが、最初から休学を検討していた人にとっては、知っておくと良い選択肢です。休学をして、他の勉強に専念するのもいいでしょう。
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