大学を休学しても人生終わりではない!休学して学費を稼ぐ人は多い
「休学しても大丈夫?」と悩んで、本記事を読んでいただいている方が多いと思います。
結論として、「なにも心配せず休学して大丈夫です。なんなら、休学をして様々な経験をする機会が大学生にはあるべき」です。
- 1年間の遅れは大きなマイナスにはならない
- 授業料は不要。在籍料も自分で稼げる範囲
- モヤモヤしたままの在学は機会損失
本記事では、休学に関する悩みを解決していきます。目的があるなら、休学したから人生終わりなんてことは絶対ないですよ。
一般的な休学に関することについては、以下の記事でも紹介しています。
休学しても大丈夫な理由
休学をしても人生終わりとはならない理由を3つのポイントで紹介します。
1年間の休学が、大きなマイナスになることはない
「休学は、就活で不利になるのでは?」と考えている人も多いでしょう。
しかし、1年の休学を気にする企業はほとんどありません。面接で「理由」や「休学期間中に学んだこと」を聞かれることはありますが、単純なマイナスにはなりません。
万が一、休学をしてなにも得ることがなくても、「リフレッシュをした」とは言えるわけですから、確実に人生経験になります。
留学や就業経験だけのために休学制度があるわけではありません。
授業料は支払い不要、在籍料も自分で稼げる範囲
休学中の学費支払いに関しては、国立大学では原則免除、私立大学でも年間10万円程度の在籍料支払いのみで済むケースが多いです。
「お金を支払っているから、行かないともったいない」という発想は捨てていいでしょう。
年間10万円程度であれば、アルバイトやクラウドソーシングの仕事で稼ぐことができます。
実際に自分で授業料や在籍料を稼いでみると、復学して大学を卒業する価値があるかを考える機会になります。
モヤモヤしたままの在学は機会損失
モヤモヤしたまま大学に通い続け、就職したことに後悔している社会人も多いです。
【モヤモヤしたまま社会人になった友人の例】
早稲田大学の理工学部を卒業して、化粧品メーカーに就職した友人がいます。
その友人は、大学在学時に読んだ本の影響で「社会学」に興味を持ちましたが、名門大学にいることもあり、ひとまず4年間で卒業し、就職しました。
しかし、就職後も余暇時間に社会学の本を読んでいるうちに、社会学の研究をしたいと思うようになったといいます。
そうして、影響を受けた先生の所属する大学を一般入試で受験することになります。化粧品メーカーで働きながら勉強をしたことは、大変だったでしょうが、自頭がいいため、簡単に合格できたと話していました。
結局26歳で、再び文系の大学生になり、現在は大学院に進学しています。
友人はモヤモヤしたまま理系大学を卒業したことに「後悔はしていない」と言っていますが、「休学という選択肢もアリだった」と話しています。
- 1年全力で音楽活動に取り組む
- プロになる選択肢を考え、部活に全力投球する
- 納得いく就職活動を行うため、休学期間に営業職として勤めてみる
モヤモヤしたまま社会人になるよりは、大学時代にスッキリとさせたほうが納得感をもって、今後の人生を送ることができます。
休学する際の注意事項
休学はオススメできる制度ですが、以下の2点は理解した上で、休学したほうがいいでしょう。
休学しないと本当にできないか?
本当に「休学」が必要かは自問自答したほうがいいでしょう。
大学生は、比較的時間がとりやすく、在学しながら様々なことに挑戦できる期間です。休学を選択するのは以下のいずれかになるでしょう
- 休学しないと、時間が足りない(長期留学、部活・サークルに専念)
- 休学しないと、お金が足りない(バイトに専念、家庭の事情)
- 在学していては、解決しない(人間関係・精神的不調など)
「休学しなくても、解決できる」または、「長期休暇期間を利用すれば、挑戦できる」ということであれば、在学しながら解決するのもいいでしょう。
学習習慣を取り戻すことは大変
休学を経て、大学に復学した時に、元の学習レベルに戻すのは大変だということも覚えておきましょう。
特に、数学や物理の基礎知識が必要で、英語論文を多く読む必要がある理系分野では、学習習慣がなくなってしまうと基礎力を取り戻すのにも時間がかかります。
他のことに全力で専念して、簡単に同じレベルで大学に戻れるとは思わないほうがいいでしょう。
家族に相談が必要
休学をする際に、周りの意見が気になってしまう人も多いでしょう。特に、家族に納得してもらえないという人が多いと思います。
多くの大学では、休学届に保証人(家族)のサインが必要です。
昔から、お笑い芸人やミュージシャンを目指すのに家族から反対されるというのは、よくあることです。1年の休学の反対を押しきれないのであれば、自分の考えの整理が足りていないのかもしれません。
必要になる在籍料などは自分で払うことも説明すれば、家族も納得してくれるはずです。
休学して学費を稼ぐ人は多い
休学となると学費の支払いを心配する人が多いです。休学中の学費は、以下の通りとなっています。
- 国立大学で、原則無料
- 私立大学で、10万円程度の在籍料
在籍料が高い大学でも年間20~30万円程度なので、バイトをすれば自分でも稼げる金額です。
実際に、筆者の友人で休学期間を以下のように過ごしていた人がいました。
- 前期に沖縄でリゾートバイト
- 後期に貯めたお金でユーラシア大陸横断
休学中の学費についてはあまり心配しなくて大丈夫でしょう。翌年以降の学費を自分で払うために休学する学生もいます。
住み込みで家賃不要のリゾートバイトは休学中の1つの選択肢になりますね。
「休学しようかな」と思ったら、チャンス
「休学しようかな」という考えに至ったことは、今の自分を変えるチャンスです。
- 目標もなく、ダラダラと授業を受けている
- 人気ランキングに入っているというだけの基準で、就職活動を行う
- やりたいことはあるけど、周りの目を気にして行動できない
こんな人が多い中で、一度立ち止まって他の選択肢が浮かんだのなら、やらない手はないでしょう。
社会人になってからでもできるかもしれませんが、「時間が必要」なら、今やるべきです。
まとめ:休学したら「稼ぐ」視点を持とう
休学をしても人生終わりではない理由を紹介してきました。
- 1年間の遅れは大きなマイナスにはならない
- 授業料は不要。在籍料も自分で稼げる範囲
- モヤモヤしたままの在学は機会損失
やりたいことがあるなら、ぜひ休学をしてでもやるべきです。
最後に、アドバイスとしてお伝えしたいのは「お金を稼ぐことを考えた方がいい」ということです。
大学に戻るのであれば、学費は必要になりますし、生活をしていくのに「稼ぐ力」は必要です。
休学中に、「稼ぐ」という視点を養いましょう。
- スキルをつけたら、どれくらいの年収が望めるのか
- その職業で飯を食っている人はどれくらいいるのか
- やりたいことができれば、給料が低くても問題ないのか
「休学」することで視野が開けることもあります。特に、「大学生の間にやっておけばよかったこと4選」の記事では、休学期間を含めて、やるべきことを紹介しています。
「稼ぐ」という筆者の視点もお伝えしていますので、読んでいただけると嬉しいです。